卒業生の声
私は2022年4月に北福島医療センターに就職し、
緩和ケア認定看護師になりました 福島赤十字病院 小松 真由子さん(2期生)
卒業後、福島赤十字病院に勤務して11年目となります。私は新人の頃から内科・消化器内科・循環器内科の混合病棟で、高齢者は病棟の約7割と退院支援の多い病棟で勤務しました。日々看護と向き合う中で、がんの告知から治療、様々な痛みや不安などの苦痛、終末期を迎えた患者さんやご家族に対する看護の難しさに悩むことが多くありました。その中で、緩和ケアチームへ相談し専門的知識を踏まえた助言から患者さんやご家族のニーズにあった看護を提供できた際に、看護師としてのやりがいを感じたことが認定看護師を目指したきっかけです。
今後、患者さんとご家族に寄り添う看護師の一人として活動し、専門的知識をもって患者さんやご家族、医療チームの皆さんの力になれる緩和ケア認定看護師を目指していきたいです。たった一人のその人しか生きられない人生を、その人らしく全うできるよう、支える人々がより繋がりやすい看護を提供できるようこれからも邁進していきます。
看護の現場からフットケアサロンの道へ 山村 優美さん(6期生)
私は約10年間、看護師として勤務してきました。その中で、患者さんの「足」に関するトラブルの多さに気づき、フットケアの重要性を感じるようになりました。同時に、幼い子どもを育てながらの看護師という働き方にも限界を感じ、「このままの働き方を続けていくのか…」と悩む日々もありました。そんな時に出会ったのが、フットケアサロンという新しい働き方。「自分の手で誰かを笑顔にできる」この仕事に惹かれ、思い切って安定した準公務員の職を辞め、挑戦を決意しました。
現在は、精神科病院で看護師として働きながら、フットケアサロンの経営、美容商材の卸業と、複数の仕事を両立しています。
看護師の頃とは違う悩みもありますが、「去年より今年、できることが増えている」そんな実感が、私の自信と成長につながっています。
もちろん、両親のサポートがあってこそ続けられている今があります。子どもたちの面倒を見てもらいながら、やりたいことに挑戦できる環境があることに、心から感謝していますし本当に幸せです。私のモットーは、「楽しく働いて、しっかり利益を生む。そして人の役に立つことをする」。やらないで後悔するよりも、やって後悔する方が前に進めると思っています。
そしてもう一つ、将来の目標があります。それは、子どもたちを虐待から守るための居場所をつくること。40歳までにその活動に携われるよう、今の経験を力に変えていきたいです。
働く形は一つではありません。自分の“やりたい”という気持ちに素直になり、行動する勇気があれば、道は必ずひらけます。
皆さんもぜひ、自分の可能性を信じて、前に進んでください。
公立藤田総合病院 佐藤 千桜莉さん(15期生)
藤田総合病院5階西(消化器内科・外科)病棟に勤務し、早くも1年が経ち2年目の看護師になりました。これまで嬉しいことも辛いことも沢山ありましたが、同期と支え合い病棟の先輩の協力をいただきながら成長しています。
日々、外科的な手術を受ける患者の観察や処置、消化器疾患患者の治療や検査の介助を行っていますが、学生時代に学んだ知識や看護演習・技術が今の業務に大いに活きています。援助の理由や根拠を先輩方に問われることも多く、本当に大切な知識だったのだと実感しています。皆さんも学生時代からしっかり身に付けておくと良いと思います。また、化学療法を受ける患者や看取りで入院される患者も多く、疼痛コントロールや最期の関わ
り方など援助するうえで大変難しく、深く考えさせられ自身の行動を振り返る場面も多くあります。入退院も多く毎日忙しく大変ですが、色々な学びがありやりがいを感じています。
また、当院ではイベントも豊富に開催されているため、リフレッシュしながら仕事に取り組むことができています。イベントには医師など多職種や他部署の方々、学校の先輩方との出会いの場にもなり、楽しい時間を共有できます。皆さんも看護師になるという同じ目標に向かう仲間と共に、辛い時は支え合いながら日々の学習、実習に取り組んでください。応援しています。
北福島医療センター 石井 大輝さん(15期生)
救急外来に配属され2年目になります。 学生時代は病棟実習であったため就職し救急外来に配属になり不安な事も多かったですが、学校の講義や実習を通して学んだことはどんな状況でも活かせるので今でも初心を忘れずに看護にあたっています。救急搬送された方の対応など病棟では経験できないことが多くあり、とてもやりがいを感じています。看護師は常に命に関わり、責任があるので悩むことは多いですが、経験を重ねるとその度に自分
自身の成長を感じられるとてもやり甲斐のある職業です。
学生時代、実習で担当患者さんから「あなたが担当でよかった」と言われたことはとても嬉しく、印象に残っています。学校行事では、わらじ祭りに参加したことやクラスでのバーベキューが楽しかったです。学生時代はコロナ禍であり先輩方と直接関わる機会は少なかったのですが、実習で会うと気にかけて頂いたり、話を聞く中で就職先の1つの指標になり、ありがたく思っています。 これから進路を考えている皆さんにも少しでも興味を持
って貰えると嬉しいです。
福島赤十字病院 神田 未来さん(14期生)
現在、福島赤十字病院の循環器・救急病棟で働いて3年目になります。緊急入院や、急変が多く大変な病棟ではありますが、日々看護師としてのやりがいを感じています。教育制度も手厚く、優しい先輩ばかりなので安心して自分のペースで知識を深めることが出来て
います。
学生時代は、テストや実習など大変な事もありましたが、同じ目標を持った仲間と切磋琢磨し合いながら充実した3年間を送る事ができました。
学校で学んだ知識や技術は、現場に出ると「こういうことだったんだ!」と実感する場面がたくさんあります。日々の勉強は無駄にならないので、今の学びを大事にしてください。一緒に働ける日を楽しみにしています!
医療生協わたり病院 齋藤 岳琉さん(16期生)
私は、コロナ禍で働く看護師の姿を見て「かっこいい」と思い、看護師を目指すべく看護学校への入学を決意しました。しかし、まったく無知の世界でありながら、自分は男で工業高校出身のため、女性が多い環境でうまくやっていけるのかなどたくさんの不安がありました。それでもアットホームな学校の雰囲気と優しい先生方、文化祭や季節ごとのイベントなどでクラスの皆とも徐々に打ち解けていき、楽しく学校生活を送ることができまし
た。実習やテスト、国家試験の勉強など苦しいこともありましたが、それ以上にたくさん遊びました。楽しいことも辛いことも乗り越えることができたのは、看護学校でできた友のおかげです。
現在は看護師として内科病棟に勤務しています。学生時代に学んだ知識や技術が直接今の業務に活きています。早く自分も一人前になり、「かっこいい」看護師になれるよう、学生の皆さんと同じように頑張りたいと思います!
福島赤十字病院 三浦 将克さん(1期生 )
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の資格取得
あづま脳神経外科病院 中島 丈普さん(4期生)
緩和ケア認定看護師の資格取得
校内文化祭で卒業生の代表の方に講演をいただきました
福島赤十字病院 DMAT(災害派遣医療チーム)武田 良平さん(2期生)
臨床での学生指導や学内での講義(演習)でもお世話になっています。
DMATで活動する時には、初対面の人とチームを組むことになるため、仕事、プライベートを問わず、コミュニケーションを大切にしているとのことです。
また、DMATは事務職をはじめとした多職種で協働して災害時の医療を担うため、日頃から幅広い方々と関わり、連携していくことの大切さを教えていただきました。
あづま脳神経外科病院 緩和ケア認定看護師 中島 丈普さん(4期生)
認定取得を目指すきっかけから、これからの緩和ケアの在り方、考え方を教えていただきました。
社会の変化に合わせて、看護の必要性や意義も変化していることがわかりました。
自分自身の経験から、認定取得を決意し取り組む姿勢は大変すばらしく、学生の見本となります。
本校の卒業生は福島県を中心として、それぞれ看護師の資格を生かし活動し社会に貢献しています。
在校生からも「先輩方の様子を知りたい」「就職の参考にしたい」等の声がありましたので、このページを使って紹介し、情報を発信していきたいと思います。
